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2010年03月16日22/ 時12分の記事
オンライン座学会その三 映像画質について 中編

では、中編開始です。
まずは前編のチェック問題の答えから。


答1. 「480p」とは、480本の走査線を同時に表示させる方式である。
答2. 「1080i」とは、1080本の走査線を半分ずつ表示させる方式である。



と言うわけで、本日のお話。


皆様も、「ハイビジョン」とかいう言葉は聞いたことがあると思います。
実は、これも基準があるのです。

前回載せた、五種類の規格。

1. 480i
2. 480p
3. 1080i
4. 720p
5. 1080p



この中で三番目以上を一般的に「ハイビジョン」と呼びます。
ただ、ややこしいことに「ハイビジョン」というのは日本だけの呼称。
正確には「ハイデフィニション」と呼びます。なので通称は「HDTV」です。
そしてそうでないもの、つまり480iと480pは「SDTV」と呼びます。


以上の規格はとても身近に存在します。
馴染みのあるものを当てはめていきましょう。


  • アナログ放送
    →480i

    2011年に終わる(らしい)放送方式。
    いわゆる「標準画質」です。


  • DVD
    →480i・480p

    要は、アナログ放送と同様です。
    ただし、画面そのものは横に長いワイド画面にも対応。


  • BD(ブルーレイディスク)
    →~1080p

    BD自体は1080pまで対応してますが、720pで書き込まれている映画ソフトもあります。
    アニメ系のBDはほぼ確実に1080pのようですが。
    (一説では、最も画質にうるさいのはアニメファンだそうな。)


  • Wii
    →480i・480p

    何気にハイビジョンには対応していません。
    社長曰く、「新しい遊びに必要だと思えば導入します。」とのこと。


  • PS3・Xbox360
    →480i~1080p

    最高レベルである1080pまで対応済み。
    ユーザーが使うケーブルによって画質は変わります。(この話は後編で)


  • ハイビジョンカメラ
    →~1080p

    最近は1080pまで対応したものが主流です。
    これも、設定によって変更が可能。


  • 地上デジタル放送・BSハイビジョン放送
    →1080i

    ゲーム機もビデオカメラも1080pまで対応している中、地デジは1080i。
    「ハイビジョンですよ!綺麗ですよ!」とか言いながら中途半端な規格を使用しています。





    さて、皆様は一つ不思議に思われることはありませんか?

    「何で1080iが720pより下なの?」


    なんとなくで考えると、走査線の数が1.5倍もある1080iの方が綺麗な気がしますよね。
    実際パッと見る限りでは、これら二つに大きな差はありません。

    ですが、半分ずつ表示する1080iでは、どうしても動きの速い映像で違いが表れます。
    走査線の数が多くとも、映像を一気に表示できる720pの方が結果として画質が上なのです。
    更に、YouTubeを始め、コンピューターで使われる映像はプログレッシブが常識です。
    今後の主流は、確実にプログレッシブとなるでしょう。
    (というより既に主流と言ってもいいです。)




    というわけで、本日のチェック問題。



    問1. Bさんが叫んでいます。

    「ああ!今日はあのアニメの放送開始だ!
    このために地デジチューナー搭載のレコーダーを買ったんだ。
    確実に予約しないとな・・・」

    そしてBさんは地デジ放送された番組をレコーダーに録画し、録画した映像をBDに書き出しました。
    このBDに書き込まれた映像データの規格はなんでしょう。



    問2. 一方、Dさんは市販されたそのアニメのBDソフトを購入しました。
    このソフトに書き込まれている映像データの規格はなんでしょう。
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    2010年03月11日16/ 時51分の記事
    オンライン座学会その三 映像画質について 前編
    久しぶりの更新です。

    今回は、映像の画質の話です。
    技術的な話ですが、覚えれば確実に役立つ知識です。



    映像の画質、つまり「画面の綺麗さ」を表す要素はいくつかあります。
    その中で最も分かりやすい要素、それが「走査線」です。


    ある四角形を一つ想像してみて下さい。
    その四角形の中身は、いくつもの正方形でできています。
    小さな正方形は一色で塗りつぶすことしかできません。

    では、その正方形が一つしかなければ、四角形の色はどうなるでしょうか。
    当然、一色で塗りつぶされますよね。
    なら、四つの正方形なら?
    一色で塗りつぶすこともできますが、四色にもできますよね。
    それでは、40個の正方形ならどうなるでしょう。
    大まかな模様くらいなら書けそうです。
    もし400個なら?
    細かな模様も書けますよね。


    映像も同様です。
    こうした正方形が点となり、沢山集まることで作られています。
    そして、この正方形の横一列のことを「走査線」と呼ぶのです。
    ピクセル
    (画像クリックで拡大)




    この走査線を始めとして、テレビ放送などでは明確な規格が定められています。
    では、その規格は何種類あると思いますか?




    答えは五種類。(2010年3月現在)
    意外と多くないのです。
    その五種類は、次の通り。

    1. 480i
    2. 480p
    3. 1080i
    4. 720p
    5. 1080p


    これらの数字や記号の意味を解説していきます。


    まず、数字は「走査線の数」です。
    先程も説明したとおり、画面が横何列でできているか?ということですね。
    例として、1と2は480本でできているということになります。



    次に、記号は「映像の伝送方式」です。

    まず「i」は「インターレース(interlace)」のことです。
    「飛び越し方式」とも呼ばれるとおり、画面を半分に分けて伝送する方式です。
    先程の画像を見て下さい。
    インターレースでは、まず白の走査線を表示させ、その後水色の走査線を表示させます。
    日本の放送の場合、それを一秒間に30回ずつ、合計60回繰り返しているのです。

    そして「p」は「プログレッシブ(progressive)」のことです。
    これは、画面の全てを一度に表示させる方式です。




    それでは、それを踏まえた上でチェック問題です。
    ○に埋まる言葉を考えてみて下さい。


    問1. 「480p」とは、○本の走査線を○表示させる方式である。
    問2. 「1080i」とは、○本の走査線を○表示させる方式である。



    では、中編に続きます。



    関連リンク:
    標準画質映像 - Wikipedia
    高精細度テレビジョン放送 - Wikipedia
    インターレース - Wikipedia

    *CATEGORY [ オンライン座学会 ] *コメント[ 0 ] *トラックバック [ ]
    2010年03月03日20/ 時07分の記事
    メンバー必読:おさんぽ探偵団 / 京都のまちなかに隠された謎を追え!

    おさんぽ探偵団 / 京都のまちなかに隠された謎を追え!

    おさんぽ探偵団 (osanpotantei) on Twitter





    <引用>
    iPhoneと探偵手帳を使って、ある時は情報屋の店主から、時には目印を頼りに謎を解き、正解スタンプを集めます。集めたスタンプと調査報告書(アンケート)を報告箱に入れると、抽選で素敵な賞品をプレゼント!
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    2010年02月26日16/ 時42分の記事
    メンバー必読:ソフトバンクモバイルら、iPhoneで京都を案内する実証実験:モバイル - CNET Japan
    ソフトバンクモバイルら、iPhoneで京都を案内する実証実験:モバイル - CNET Japan



    -以下引用-


     ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、財団法人京都高度技術研究所、京都放送、ディレクターズ・ユニブ、頓智ドット、リアライズ・モバイル・コミュニケーションズの7者は2月25日、iPhoneなどを活用した観光案内の実証実験を始めると発表した。実施期間は3月末まで。(後略)



    全文はリンク先にて。
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    2010年01月31日22/ 時54分の記事
    オンライン座学会 その二
    どうもこんばんは。
    「あなたにとって『仕事』とは?」というエントリーシートの質問に悪戦苦闘しているりゐぶるです。
    自問自答では限界があるんです。誰かヘルプ。思考整理を手伝って!!



    今日は、不定期座学会の第二回です。

    今回のテーマは

    「サークルとしてコンテンツを作る上での基本的な心構え」


    です。


    心構えと言っても、大したことではありません。
    要は、「保存品質」の話です。



    突然ですが、皆さんは自分で撮った写真をどのように保存されていますか?
    多分、ほとんどの人が「JPEGで」と答えると思います。

    では、iTunesなどの音楽ソフトには、どんな音質で保存していますか?
    これもほとんどの人が「ソフトの設定を何も変えていない」と言うでしょう。


    もちろんこうした画像や音楽を「個人で」楽しむ分には、それで何も問題はありません。
    どんな形式で保存しようが、どんな音質で音楽を聴こうが、その人の自由です。


    しかし。

    サークルとして、言ってみれば「公共で」使う分には、それではダメなのです。
    自分が良くても、今後どんなことで何のために使うか分からない。
    写真にしても、音楽にしても、映像にしても、常にそのことを意識しなければなりません。


    ですので、この言葉を鉄則として下さい。

    「後から品質を落とすのは簡単。後から品質を戻すのは不可能。
    だから、極力高品質に保存する。」




    これが、サークルでコンテンツを制作する上で絶対に忘れてはならない心構えです。



    さて、ここからは「何故か」という話です。
    多少技術の話が出てきますが、頑張って下さい。
    というかこれからの座学のことを思えば、この位はついてきてほしい。ガンバ。


    まずは一つ問題です。
    一般的なアルバムCD(80分くらい収録されてるヤツ)の容量は700MBです。
    その中に10曲入ってると仮定すると、8GBのiPod nanoには全部で何曲入るでしょうか?


    計算してみましょう。
    700MBで10曲ですから、1曲あたりは70MBです。
    8GB=8000MBですから(正確には違いますが、そんな細かいことはキニシナイ)8000/70をすれば何曲入るかが分かりますね。
    即ち、約115曲となります。

    しかし、iPod nanoの仕様には「最大2000曲」とあります。
    何故そんなに入るのでしょうか?



    答えは、「音を間引いているから」です。
    人間の耳には聞こえないような音域の音を間引くことで、曲の容量を削減しているのです。


    それがいわゆる「圧縮」なわけですが、iTunesなどのソフトは、CDから音楽を取り込むときにこの圧縮をしてくれるんです。
    で、間引く音が「人間の耳には聞こえない」のが原則だから、聞く方は分かんない。
    「iPodにCD何枚分も入った!すげえ!!」
    ってなる。幸せシアワセ。


    けれど音を圧縮しているということは、本来存在する音を消しているということです。
    1万円を超えるくらいのスピーカーやイヤホン、ヘッドホンを使うと、その音の違いが判別できるようになります。
    音響システムがよくなればなるほど、間引いた音の存在が気になってしまうのです。

    (こればかりは実体験してもらうしかありません。そういう機会を提供できるように考えてはいますが・・・)


    そして、

    「間引いた音は戻せない」


    ということも忘れてはなりません。
    「品質を戻すのは不可能」なのです。


    繰り返しになりますが、個人で楽しむ分にはそれでいいんです。
    けど、サークルとして作品を作って他の人にそれを視聴してもらうとなればそれではいけません。


    だって、嫌でしょ?
    映画館に行ったら、上映された映画が物凄く粗い画質で、しかもシャカシャカ安っぽい音だったら。
    見る側が品質を落とすのは勝手。
    けど、それを届ける側は可能な限り高品質なものを用意しなければなりません。
    そのことを忘れてはならないのです。


    ちなみに、この辺が映像関係を扱うとアホみたいに容量を使うことになる原因です。
    五分程度の作品を作るのに、音楽だ画像だ映像だで一気に数GB使うことなんてザラですからね。


    じゃあ、具体的にどうやって保存すればいいのか?
    細かいことは改めて書くとして、大まかなところを書いていきましょう。

    まず、音楽と画像について。
    これらは、基本的に「非圧縮」です。
    音楽の非圧縮とはAIFFファイル(WAVEファイル)のことで、言い換えれば「CD音質」です。
    CDに収録されている音そのままが、最善ということです。
    細かいことを言えばもっと色々ありますが、最低覚えておくべきことはコレです。


    画像の非圧縮とは「RAWデータ」のことです。
    一眼レフカメラを使っている人なら知ってるかもしれませんね。
    ただ、RAWデータはあくまで「写真」の話なので、画像全般で言うならばTIFFファイルやPNGファイルがいいでしょう。


    映像については、少し話が変わります。
    映像にも勿論「非圧縮」というのはあります。
    ただ、サークルや個人でやるには、些か無茶があるのです。
    だって、10秒で1GB超えるんですよ?
    500GBのHDDがわずか80分強で埋まってしまう。
    プロならともかく、個人やサークルでやるには手に余るレベルです。

    なので、映像については「現実的なレベルで圧縮」としか言いようがありません。
    圧縮にも「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」というものがありますので、せいぜいその辺りを意識して頑張るしかないでしょう。



    はい、というわけで第二回はこれにて終了。
    最後にもう一度書いておきましょう。

    「後から品質を落とすのは簡単。後から品質を戻すのは不可能。
    だから、極力高品質に保存する。」


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